ピアノの楽譜の読み方をわかりやすく簡単に解説 → CLICK!

【指の動かし方】ピアノの指番号をわかりやすく簡単に解説

ピアノの指番号をわかりやすく簡単に解説
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ピアノの指番号とは、簡単に言うとピアノを弾く時に、どの指で楽譜の音符を弾いたら良いのかを示したものです。
この指番号を理解することで指番号の書かれた楽譜は指運びを悩むことはなくなります。
またこの指運びのことを運指(うんし)と呼びます。
多くのピアノ初心者用の楽譜に書かれている指番号について、詳しく解説します。

この記事で指番号を理解することと、最終的にはクリスマスソングのジングルベルのサビ部分を弾けるようになることを目的としています。

動画でも解説しています。

ちなみに楽譜の読み方がわからない人は、下記記事でわかりやすく解説していますので、ご覧ください。

>> ピアノの楽譜の読み方をわかりやすく簡単に解説【初心者でもOK】

もくじ

指番号とは

ピアノの指番号

指番号とは楽譜の音符の下に書いてある数字のことです。この1〜5の数字は手の各指、親指、人差し指、中指、薬指、小指に対応しています。
この指番号を覚えることで、楽譜に書かれている音符をどの指で弾いたら良いのかを知ることができます。

ルールは簡単です。

ピアノの指番号-両手

1が親指
2が人差し指
3が中指
4が薬指
5が小指

です。

指番号とそれぞれの指の関係は左手、右手ともに共通です。

この楽譜では順番に『ド』〜『ソ』までを指の順番通りに弾くだけなので迷うことはないと思います。

そこで楽譜の読み方でご紹介した『カエルの合唱』の楽譜を例に見てみましょう。

カエルの合唱の楽譜

カエルの合唱は、『ド』〜『ラ』までの6個の音符を使用します。
指は5本しかないのでそのまま弾くには1本足りません。

カエルの合唱の楽譜-指番号説明

そこで途中で指を隣の鍵盤へ移します。
『きこえてくるよ〜♪』の『き』の部分を指をずらして『人差し指』で弾きます。
そうすることで『きこえてくるよ〜♪』の『て』を小指で弾くことができます。

指番号があることで『どう指を使ったら曲が弾きやすくなるのか』がわかりやすくなります。
指番号自体はとても簡単なので、覚えておくととても便利です。

次から指番号に慣れるための、簡単な練習方法をご紹介します。

指番号に慣れるための練習

この練習は手を置く場所さえあればピアノがなくてもできます、机でも太ももでも大丈夫です。

楽譜の読み方とピアノの位置関係を知りたい方は下記記事が参考になると思います。

詳細はピアノの『楽譜の読み方』に書いてありますが、簡単に今回使用する楽譜のピアノと楽譜の位置関係です。

楽譜と鍵盤の関係

ヘ音記号は使わず、右手、左手ともにト音記号になっています。
練習では『ド』〜『ソ』の5個しか使いませんので、楽譜はそんなに読めなくても大丈夫です。

右手の練習その1

指番号の練習-右手その1

右手の練習その1では『ド・レ・ミ・ファ・ソ〜♪』と順番に弾きます。

練習用の動画も用意しましたので、動画に合わせて指を動かしてみてください。
練習用動画の進行は、ピアノの音が入っている映像→ピアノの音が入っていない映像の順番で進行します。

指番号は1・2・3・4・5(親指→人差し指→中指→薬指→小指)です。

右手の練習その2

指番号の練習-右手その2

右手の練習その2では『ド・ミ・レ・ファ・ミ・ソ・ファ・レ・ド〜♪』と順番に弾きます。

指番号は1・3・2・4・3・5・4・2・1(親指→中指→人差し指→薬指→中指→小指→薬指→人差し指→親指)です。

左手の練習その1

指番号の練習-左手その1

左手の練習その1では右手の練習その1と一緒の『ド・レ・ミ・ファ・ソ〜♪』と順番に弾きます。

指番号は5・4・3・2・1(小指→薬指→中指→人差し指→親指)です。
右手と異なり小指から始まることに注意してください。

左手の練習その2

指番号の練習-左手その2

左手の練習その2では右手の練習その2と一緒の『ド・ミ・レ・ファ・ミ・ソ・ファ・レ・ド〜♪』と順番に弾きます。

指番号は5・3・4・2・3・1・2・4・5(小指→中指→薬指→人差し指→中指→親指→人差し指→薬指→小指)です。

両手の練習その1

指番号の練習-両手その1

両手の練習その1は先ほどやった『右手の練習その1』と『左手の練習その1』を合わせて行う練習です。

最初は片方の手につられて同じ指が動いてしまうかもしれませんが、何度かやると指が慣れて出来るようになりますので、安心してください。

両手の練習その2

指番号の練習-両手その2

両手の練習その2は先ほどやった『右手の練習その2』と『左手の練習その2』を合わせて行う練習です。

練習その1に比べると指の動きが複雑になるので、より両手の練習その1より片方の手につられてしまうかもしれません。

ですがこれも慣れの問題で、何度かするうちに出来るようになります。ぜひチャレンジしてみてください。

ジングルベル

最後にジングルベルです。今までの練習と比べると音符の種類と量が多く『いきなりレベルアップしすぎ』と思うかもしれません。

ですが、よく見れば音符は変わらず5個しか使っていないのは今までの練習と一緒です。また楽譜の音符の種類や記号がたくさんありますが、あまり気にしなくても大丈夫です。

動画をまず見てみましょう。

曲自体は皆さんよくご存じの『ジングルベル』です。リズムさえわかっていれば『ド』〜『ソ』までの音符をリズムに合わせて指番号の通りに指を動かすだけです。

音符や記号は意識せず、音に合わせて指を動かすことだけに意識を傾けてみてください。
大丈夫です、楽譜は読めなくてもメロディーやリズムは耳が覚えてくれています。

動画のスピードが速すぎる場合は、遅めから始めても大丈夫です。

その場合は口ずさみながら弾くとリズムも取りやすいと思います。

だんだん指が動きを覚えていってくれるのが実感できれば、しめたものです。

ジングルベル(右手の練習)

指番号の練習-ジングルベル右手

今までの練習と同様、繰り返しが大切です。いきなり弾ける人も中にはいると思いますが、最初は誰でも弾けないのが普通です。

頑張ってください!

ジングルベル(左手の練習)

指番号の練習-ジングルベル左手

続いて左手の練習です。日本人のほとんどが右利きなので、左手を動かすことにあまり慣れていません。
右手と比べて思うように動かず最初は当然『イライラ』します。

そんな時は、あまり左手君を責めないであげてください。彼も一生懸命やってるんです。普段動かない分慣れるのに時間がかかってるんだなと思ってあげてください。

そんな彼でも何度かやるうちにちょっとずつ出来るようになってきます。その時は褒めてあげてくださいね。左手君は褒めたら伸びるタイプです。

ジングルベル(両手の練習)

指番号の練習-ジングルベル両手

ついに来ました、ジングルベル両手の練習です。
楽譜のサイズが大きいですが、内容は先ほどまで個々に右手と左手でやった練習が一緒になっただけです。

最後の一息です。頑張りましょう!

最後に

いかがだったでしょうか、最初はなかなか思うようにいかなかったのが、少しずつ出来るようになっていく過程を、もし実感されていたら、とても嬉しいです。

ピアノは一人でリズム、メロディなどたくさんの役割を担えるポテンシャルを持っていますが、最初からそうはいきません。
そのせいで練習では単調でつまらなくなりがちです。動画ではドラムを入れていますが、ドラムが入るだけでなんだか音楽っぽく感じて私は楽しくなりました(笑)

皆さんはいかがだったでしょうか。

ちなみに楽譜の読み方については、下記記事で初心者にもわかりやすく解説していますのでご覧ください。

それでは楽しいピアノライフを♪

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